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 『13日の金曜日』のジェイソン、『エルム街の悪夢』のフレディらと並ぶホラーアイコンのチャッキー。そもそもは殺人鬼の魂がブードゥー教の呪術によって宿ったという設定だったこの殺人人形を、現代的な視点でよみがえらせた、ホラー映画(1988年)のリメイクだ。母子家庭の少年アンディは、誕生日に母親から最先端テクノロジー企業の新商品“バディ人形”をプレゼントされるが、それは人間を傷つけてはいけないなどのプログラムが解除された欠陥品だった…。

 今回の最大の特徴は、チャッキーにAIが搭載され、インターネットを介して家庭や社会とつながっていること。つまり、スマホで一括操作できるスマート家電と同じというわけ。このアイデアを思いついたからリメイクを企画したのでは?と思えるほどで、家電量販店でのクライマックスなど至る所で効果を上げているばかりか、来るAIネットワーク社会への警鐘にもなっている。

 さらに、AIには学習機能もあるが、これも生かされていて、何とチャッキーが同じホラーアイコン仲間のレザーフェイスから殺人方法を学ぶのだ。テレビで『悪魔のいけにえ』を観て喜ぶ親友アンディのため、がエスカレートしていき…。“パロディ”とは本来、こういう使い方のことではないだろうか。(1)怖い。(2)笑える。(3)社会問題を内包。ホラーというジャンルが持つ3つの役割を全て兼ね備えている。★★★★☆(外山真也)

監督:ラース・クレヴバーグ

出演:オーブリー・プラザ、ガブリエル・ベイトマン

チャッキーの声:マーク・ハミル

7月19日(金)から全国公開

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