中耳炎のサインかも イラスト・小林孝文

 中耳炎は耳の奥にある「中耳」という場所の病気で、子どもの場合、風邪をきっかけにかかることが多いです。主な症状は耳痛、不機嫌、たまに発熱です。
 3歳までの子どもは、耳痛をはっきりと伝えることができません。耳をよく触る、夜泣きした、いつもと様子が違うなど「中耳炎のサイン」を見逃さないようにしましょう。

■きっかけは風邪

 子どもの中耳炎は、プールやお風呂で耳に水が入ったことが原因で起きることはありません。主なきっかけは風邪です。ですから、風邪をひいたら上記のような「サイン」に気をつけてください。
 耳掃除も原因にはなりませんが、鼓膜を傷つけてしまう可能性があります。耳掃除は耳の入り口だけ十分。綿棒で優しくしてあげてください。

■痛み止めで様子見

 近年、中耳炎のほとんどは自然に治ることが分かってきました。そのため、耳痛や熱があるときでも、2日程度は痛み止めだけで様子をみます。耳痛や熱が続くようでしたら「抗菌薬」を飲ませます。
 これでも痛みや熱が続く場合(患者全体の1%程度)は、「鼓膜切開」を行います。異常を感じたら、すぐにかかりつけ医に診てもらいましょう。(土田晋也/福井県小児科医会)

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