母親の遺体が見つかった福井県福井市内の住宅=7月14日

 福井県警福井署と県警捜査1課は7月14日、福井市内の実家に母親の遺体を放置していたとして、死体遺棄の疑いで福井市の自称保育士の女(54)を逮捕、15日に送検した。同署によると、「(母親が)死んでいると思っていた」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、福井市内に住む実母(81)が死亡していることを知りながら、今年5月ごろから7月13日までの間、遺体を母親宅に放置した疑い。

 同署によると、母親宅は木造2階建てで、遺体は1階居間で服を着た状態で発見された。一部白骨化しており、少なくとも死後2~3カ月は経過しているとみられる。同署は14日に司法解剖し、死因や死亡した経緯、放置した動機などを詳しく調べている。

 女は調べに対し、実家で両親と3人で暮らしていたが、今年1月に父親が亡くなった後、2月ごろから母親と別居し始めたと話している。別居後も母親宅に新聞や郵便物を何度か取り込みに行っていたと供述し、「新聞が取り込まれておらず、何度か電話してもつながらないので、少なくとも5月ごろには死んでいると思っていた」と話しているという。

 母親宅のある地域を担当する地域包括支援センターの職員から13日午後4時半ごろ、「しばらく姿が見えないと近所の住民から連絡があった」と110番があった。署員が家に入り遺体を発見した。

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