福井県警本部=福井県福井市

 通学路や生活道路など狭い道路でも速度違反を取り締まるため、福井県警は本年度から、小型で持ち運び可能な新装置を導入する方針を決めた。速度違反車のナンバーや運転席を自動撮影して記録でき、事故が絶えない生活道路でも少人数で取り締まりが可能になる。

 可搬式装置1台の導入に向け、県6月補正予算案に購入費約1300万円を計上した。現時点では高さ1メートル、幅30センチ、奥行き50センチ、重さ40キロほどの装置を想定している。

 県警交通指導課によると、交通量の多い幹線道路や高速道路に設置されている固定式装置と同様の仕組みで、レーザーで速度を測定する。道路脇などに一時的に設置し後日、運転者に違反を連絡し出頭を求める。その場で違反切符を切るケースもあり得る。

 警察官がレーダー測定器で速度を測る従来の取り締まりでは、近くに警察車両を配置し、違反車を誘導して止め、運転手に伝える駐車場所が必要だった。違反車を止めずに済む可搬式装置は、取り締まる場所が制約されないメリットがある。誘導などで5人ほどは必要だった人員も、可搬式装置では最低2人で運用が可能になる。

 県警の山田英夫交通部長は、7月12日の県議会土木警察常任委員会で「可搬式1台を活用し県内各地で取り締まる。来年度以降(台数を)増やしていきたい」と述べた。

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