豚コレラ感染イノシシ捕獲地点

 福井県は7月8日、越前市で捕獲された野生イノシシ1頭が豚コレラに感染していたと発表した。県内で感染が確認された野生イノシシは、大野市で捕獲された2頭と合わせ3頭目。県は「嶺北のいたるところに感染イノシシがいる可能性が高い」とみている。同日時点で福井県内の8施設で飼育している豚の異常は報告されていない。

 県中山間農業・畜産課によるとイノシシは成体の雄。7日、越前市の林道をふらつきながら歩くイノシシを地元の猟友会が捕獲。県が8日に検査し陽性反応が出た。

 県は家畜伝染病予防法に基づき、半径10キロ圏内にある同市内の養豚場2施設を監視対象とし、異常の有無を毎日報告するように求めた。9日に2施設を立ち入り検査する。

 県の担当者は「思ったより早く、大野から離れた場所で見つかった。嶺南への拡大も懸念される」と話し、養豚農家に感染拡大対策の徹底を呼び掛けた。

 豚コレラは、豚とイノシシにしか感染しないが、致死率が高く感染力が強い。人には感染せず、感染した豚を食べても人体に影響はない。大野市で捕獲された2頭は、7日までに感染が確認された。

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