企画展の会見で、日本ボルガラー協会のメンバーにボルガライスを食べさせる池上遼一さん(左)=7月4日、福井県の越前市武生公会堂記念館

 漫画「サンクチュアリ」「クライングフリーマン」などで知られる福井県越前市出身の劇画家、池上遼一さんが知名度アップに大きく貢献した同市のB級グルメ「ボルガライス」を提供する市内の飲食店12店舗が、7月5日から開幕した池上さんの企画展に合わせて同日、キャンペーンをスタートさせた。企画展を観覧し、協賛店でボルガライスを食べるとプレゼントがもらえる。会期最終日の9月1日まで。

 市内を中心としたボルガライスの愛好家でつくる「日本ボルガラー協会」は2010年、市内の親族を頼って池上さんにポスター制作を直談判。精悍(せいかん)な和服の男性と「武生に来たらボルガライス」のコピーが印象的なポスターは同協会のシンボルとなり、ブームの追い風となった。

 キャンペーン第1弾は、企画展の半券を提示して協賛店でボルガライスを注文すると、オリジナルのクリアファイルをプレゼント(各店数量限定)。第2弾は、企画展会場の市武生公会堂記念館と協賛店にあるキーワード三つを集めて応募すると、抽選で▽直筆サイン入りポスター(5人)▽直筆サイン入り越前和紙タンブラー(15人)▽協賛店で使えるお食事券1千円分(30人)―が当たる。市観光協会が企画運営を担当する。

 4日に同館で池上さんも出席して開かれた企画展の会見には、ボルガラー協会のメンバーもポスターを掲げて同席。お礼の面会を何度も申し入れていたが、池上さんが遠慮していたために、この日が“初対面”となった。

 池上さんは「みんなの熱気に負けたんだ」と、同協会が募金で集めた少額の制作費で仕事を引き受けたエピソードを披露。メンバーは「ボルガライスの盛り上がりは、本当に池上先生のおかげ」と何度も感謝の気持ちを伝えていた。

 キャンペーンの問い合わせは市観光・匠の技案内所=電話0778(24)0655。同協会のホームページ(「日本ボルガラー協会」で検索)でも詳細を確認できる。

 ■いけがみ・りょういち 1944年、福井県の武生町末広町(現越前市武生柳町)に生まれる。武生南小、武生二中を卒業し、漫画家水木しげる氏のアシスタントを経て独立。原作者の武論尊(史村翔)氏らとのコンビで多くのヒット作を生み出す。代表作は「サンクチュアリ」「クライングフリーマン」「HEAT―灼熱―」など。

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