駅前立体駐車場の竣工式で、完成を祝う関係者=6月29日、福井県敦賀市鉄輪町1丁目

 2023年春の北陸新幹線敦賀開業を見据え、福井県敦賀市が駅西地区で整備を進めてきた駅前立体駐車場が完成し6月29日、供用を開始した。新幹線乗降客や、民間事業者が同地区で今後開発するにぎわい拠点施設の駐車利用も見込む。

 同駐車場は駅西地区の市有地のうち、南側の敦賀駅交流施設オルパーク横に建設。鉄骨造5階建て屋上付きで、延べ床面積は9221平方メートル。2階~屋上に自動車計321台を収容し、1階は638台の駐輪場や、ミニバイク・オートバイ53台分を確保。レンタサイクル40台も置き、駅からの2次交通の充実につなげる。

 指定管理者の「タイムズ24・タイムズサービスグループ」(本社東京都)が運営し、同駐車場でカーシェアリング事業なども展開する。駐車料金は入庫から1時間は無料で、その後は1時間ごとに100円。1日最大800円とし、従来の市営駅前駐車場の1日1800円に比べて半額以下となった。

 工事費は約11億円。敦賀市が全国のモデル10地区に選ばれた国の「景観まちづくり刷新支援事業」の一つで、国土交通省から補助金を受けた。

 この日は竣工式が行われ、関係者約50人が出席。渕上隆信市長は「市内外の多くの人が集い、魅力あふれる港町敦賀の玄関口となることに大きく貢献する」とあいさつした。テープカットや通り初めの後、正午に供用開始された。

 従来の市営駅前駐車場と駐輪場は使用できなくなり、秋ごろから撤去工事に入る。更地にした後は、民間事業者がにぎわい拠点としてテナント棟やホテルなどを整備する予定。

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