激しくもみ合う3基の神輿=6月29日、福井県高浜町の鳥居浜海水浴場

 福井県高浜町宮崎の佐伎治神社の式年大祭「高浜七年祭」最終日は6月29日夜、同町の鳥居浜海水浴場でクライマックスの「足洗いの儀」が行われた。神輿(みこし)3基と担ぎ手の男衆たちが砂浜でひしめき合って暴れ回り、疫神に芸能を披露し尽くして海に去ってもらうという7日間の祭りに幕を下ろした。

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 三つの氏子地域「中ノ山」「西山」「東山」の3基の神輿は、この日朝早くから高浜地区内を巡行。同神社を経て午後6時20分ごろに中ノ山、西山、東山の順に砂浜に到着すると、男衆が最後の力を振り絞るように縦横無尽に動き回り、神輿を乱舞させた。雄たけびを上げ、もみくちゃになって互いに勇壮さ、おとこ気を競い合う迫力満点の光景に、大勢の観光客や住民の興奮も最高潮に達した。

 約10分続いたもみ合いの後、一転して静寂に包まれた。辺りが薄暗くなり、神事が行われた後、男衆は神輿を担いでゆっくりと海へ。「足洗いの儀」が終わると観衆から大きな拍手がわき起こっていた。

 高浜七年祭は6年に一度、巳年と亥年に行われる県指定無形民俗文化財。23日から1週間、各地で多彩な芸能が奉納された。

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