左足でブレーキ、右足でアクセルを踏む「左足ブレーキ」。専門家は「不慣れな人はかえって危険」と指摘する=福井県福井市の福井自動車学校

 ペダルの踏み間違いが原因とみられる高齢者の自動車事故が問題化する中、福井新聞の読者投稿欄宛てに「右足でアクセル、左足でブレーキのペダルを踏めば防げるのでは」という投書が寄せられた。オートマチック(AT)車の二つのペダルを右足で踏み換えている人には疑問符がつく操作方法だが、果たして「左足ブレーキ」は正しいのだろうか。福井県警によると法的には問題ないものの、複数の専門家は「事故につながるため、不慣れな人は絶対にしないで」と口をそろえる。

 投稿者の福井県嶺南地域の男性(60代後半)は、20代で運転免許を取得。マニュアル(MT)車からAT車に乗り換えた30代のとき、公道以外で練習を半年以上重ねて「左足ブレーキ」を習得した。以来30年余りにわたり、ブレーキペダルの上に左足を軽く載せながら運転しているという。男性は「初めは急ブレーキになってしまうことも多かったが、今は問題ない。法的に問題ないなら踏み間違い防止になるのではないか」と話す。

 県内の複数の自動車学校によると、投稿者と同じ「左足ブレーキ」のドライバーは高齢者講習などで、まれに見つかるらしい。関係者は「(左足でクラッチを操作する)MT車しかない時代に免許を取った世代に、左足ブレーキの人が多いのでは」との見方で一致する。

関連記事