台風になる可能性がある熱帯低気圧の予想進路図(6月27日午前6時現在)

 台風に変わる可能性がある熱帯低気圧は2019年6月27日、鹿児島県の屋久島沖の東シナ海を北寄りに進んだ。熱帯低気圧や前線の影響で西日本や東日本では大雨になる恐れがあり、気象庁は土砂災害や浸水、川の増水・氾濫に警戒を呼び掛けた。強風や高波にも注意が必要だ。

 気象庁によると、熱帯低気圧は今後、進路を東寄りに変えて九州の東を抜け、夜には四国沖に進んで令和初の台風になる可能性がある。その後、28日朝には千葉県銚子市沖に達する見通し。

 前線が27日夜までに東北に北上して暖かく湿った空気が流れ込む影響で、東北でも大気の状態が不安定になりそうだ。

 27日正午には24時間降水量が徳島県上勝町で200ミリを超えた。また、午前中の段階で高知県仁淀川町や沖縄県国頭村で190ミリ、長崎県小値賀町で170ミリをそれぞれ超えた。28~29日に20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開かれる大阪は弱い雨が降った。

 熱帯低気圧は27日正午現在、屋久島の南南東約70キロの海上を時速45キロで北北東に進んだ。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートル。風速25メートル以上の暴風域、同15メートル以上の強風域はない。

 28日午前6時までの24時間予想雨量はいずれも多い地域で四国250ミリ、東海、近畿200ミリ、九州南部130ミリ、東北、関東甲信、九州北部120ミリ、北陸、中国100ミリ。28日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は関東甲信、東海、近畿、九州北部が18メートル(25メートル)、中国15メートル(25メートル)、四国、九州南部、奄美、沖縄15メートル(23メートル)。

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