豚コレラの予防徹底を確認した対応連絡会議=6月26日、福井県家畜保健衛生所

 岐阜県の福井県境付近で豚コレラに感染したイノシシが確認されたことを受け、福井県は6月26日、自治体やJAの関係者を集めた対応連絡会議の会合を福井県家畜保健衛生所(福井市)で開き、予防対策の徹底を求めた。感染したイノシシの早期発見に向け、県は大野市の山中に捕獲わなを設置し監視態勢を強化する。

 豚コレラは、豚とイノシシにしか感染しないが、致死率が高く、感染力が強い。2018年9月以降、岐阜、愛知両県を中心に相次いで発生し、約11万頭が殺処分された。福井県内では、農場など10施設で飼育されている豚約2600頭に異常はなく、感染確認を行ったイノシシ4頭は全て陰性だった。

 感染したイノシシが捕獲された岐阜県郡上市白鳥町の地点は、大野市の県境からの距離がこれまでで最短の約1・2キロだった。福井県は死んだイノシシが発見された場合に行っていた調査の対象を広げるため、大野市や福井県猟友会と連携し、県境付近に捕獲わなを近く設置する。

 会合には、豚の飼育施設がある5市の職員ら約30人が出席。施設区域内への野生動物の侵入を防ぐフェンスやネットの設置、豚舎の壁や金網の破損修繕などの対策を農家らに呼び掛けることを確認した。

 感染したイノシシは22日に捕獲された。岐阜県が24日に発表した。

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