福井県庁=福井県福井市

 2020年度政府予算の概算要求に向け福井県は6月24日、関係省庁に提出する重点提案・要望を発表した。最重点事項として、23年春の北陸新幹線敦賀開業時の敦賀駅までの運行本数を金沢駅と同数とするよう初めて要望した。敦賀港での荷物運搬の自動化に向けた実証実験実施も盛り込んだ。

 最重点、重点事項合わせ計26項目128事項を掲げた。県未来戦略課は「県民益向上につながるよう、ポイントを強調した」としている。

 北陸新幹線関連では新大阪までの早期整備のほか、新幹線と敦賀駅発着の特急の始発、終着列車について、県民ができるだけ長く首都圏などに滞在できるようなダイヤ編成を要望。関西、中京とのアクセスは「特急存続も含め」との文言を初めて明記し、利便性の確保を訴えた。

 原子力・エネルギー関連は、高速増殖原型炉もんじゅ(敦賀市)の廃炉作業や、使用済み燃料の中間貯蔵施設の県外立地について、国の積極的な関与を求めた。廃炉ビジネスの産業化に向けた技術開発や、地元企業の人材育成などの取り組み支援も明記した。

 このほかの最重点事項としては、中部縦貫自動車道大野油坂道路を北陸新幹線敦賀開業に合わせて開通できるよう、予算措置を求めた。

⇒【動画】北陸新幹線福井ー敦賀をドローンで撮影

 25日に杉本達治知事が上京し、県選出国会議員と意見交換するほか、石井啓一国土交通相、柴山昌彦文部科学相、自民党の二階俊博幹事長らに重点提案・要望書を提出する。

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