清流の水面でかれんな花を咲かせるバイカモ=6月24日、福井県越前市上真柄町の治左川

 福井県越前市上真柄町の清流、治左川で水生植物のバイカモ(梅花藻)が今年も見頃を迎えた。梅雨の合間の輝く水面で小さな花を揺らし、涼を求める人たちの人気を集めている。

 バイカモは、色や形が梅に似た、一輪が1センチにも満たない花を初夏に咲かせる。キンポウゲ科の多年草で、冷涼で水量の安定した清流でのみ育つとされる。地元に伝わる話では、一帯はかつて勾(まがり)と呼ばれ、古くから湧水の豊富な里だったという。

 近くの人によると、6月24日の治左川の水量はやや多め。地下水も湧く澄み切った水の流れに揺らぐ花の風情を楽しもうと、カメラを提げた愛好家らが訪れ、涼の情緒を写真に収めていた。見頃はお盆ごろまで続くという。

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