6月29日に発売される新御朱印(右)と2019年3月から販売している御朱印(左)。後ろは丸岡城天守=福井県坂井市

 福井県坂井市の丸岡城で2019年3月から販売している御朱印の新しいデザインができた。初代丸岡藩主本多成重の父重次が、戦場から妻に宛てた手紙をモチーフにしており、6月29日に発売する。

 県内の福井市の一乗谷城跡(一乗谷朝倉氏遺跡)、大野市の越前大野城と連携し、御朱印を集める「三名城御朱印巡り」を3月に始めた。丸岡文化財団は丸岡城主を務めた柴田、本多、有馬の家紋と、内堀の形状を表す五角形を描いたものを販売している。

 今回の第2弾では、重次が1575年、長篠の戦いの陣中から妻に宛てた手紙とされる「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」を書き記し、「本多重次」名の朱印を押している。

 歴史、物語を御朱印に込めながら、重次の手紙をもとに行っている日本一短い手紙コンクール「一筆啓上賞」を観光客らにPRする狙い。発売日にもこだわり、長篠の戦いが行われた6月29日とした。

 デザインを考案した同財団の酒井雅恵さん(51)は「全国のお城の朱印の中で、ストーリー性のあるものはあまりない」とアピールする。

 御朱印は300円(税込み)で、第1弾のデザインも継続して販売する。問い合わせは同財団の丸岡城管理事務所=電話0776(66)0303。

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