地震が発生、対応に追われる新潟県村上市役所の職員ら=6月19日午前1時ごろ

 新潟県で最大震度6強を観測した地震から一夜明けた6月19日、各地で被害確認が進んだ。総務省消防庁によると、宮城、山形、新潟、石川各県で計15人が転倒による骨折などで重軽傷を負った。避難所で夜を明かした人も各地で多数に上り、土砂災害や液状化による道路の陥没・隆起も確認された。山形、新潟両県内の停電は全て解消した。

 消防庁によると、けが人の内訳は山形が9人、新潟が4人、宮城と石川が各1人。新潟県燕市では30代男性が転倒して骨折した。同県の粟島では日頃の訓練を生かし、地震発生直後、避難指示・勧告が出る前に住民が避難する姿も見られた。

 山形、新潟両県で今後1週間ほどは震度6強程度の地震が起こる恐れがあり、気象庁は引き続き家屋倒壊などに注意を呼び掛けた。両県では19日、気圧の谷や湿った空気の影響で雨や雷雨になり、地震による地盤の緩みから土砂災害に一層の注意が必要だ。

 気象庁は降雨への警戒を強め、村上市や震度6弱を観測した山形県鶴岡市で当面、大雨警報・注意報、土砂災害警戒情報の発表基準を引き下げて運用することを決めた。

 東北電力によると、山形、新潟両県では地震発生直後から延べ9232戸が停電したが、19日早朝までに全て解消した。

 またJR東日本によると、北海道・東北、秋田、山形、上越、北陸の各新幹線は19日始発から平常通り運行している。

 地震は18日午後10時22分、山形県沖を震源に発生。震源の深さは約14キロで地震の規模はマグニチュード6・7。山形県鶴岡市で震度6弱や5強、秋田県由利本荘市や山形県酒田市、新潟県長岡、柏崎両市などで震度5弱を観測した。山形県から石川県にかけての日本海沿岸には津波注意報が発表され、新潟市で10センチ、酒田市、新潟県の粟島、佐渡市、石川県輪島市で微弱な津波を観測した。

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