建て替えが計画されている福井県繊協ビル=2018年6月28日、福井県福井市大手3丁目

 福井県繊協ビルを管理運営する同ビル同業会は6月18日、通常総会を福井市大手3丁目の同ビルで開いた。同業会事務局はビルの建て替え計画で誘致を目指していたホテルについて、ビジネスホテル「ドーミーイン」などを展開する共立メンテナンス(東京)と具体的な交渉を進めていると報告した。

 ホテルはオフィスビル南側の中央大通りに面する位置に建設する。計画では、ホテル建設の用地として892平方メートルを賃貸し、建物は10階建て程度、客室数は約150室で検討している。日中の集客力を高めるため、1階には店舗や飲食店を設けたい考え。

 共立メンテナンスは、通常タイプや高級タイプなど複数のブランドのホテルを展開。今年3月には、同市中央1丁目の立体駐車場「カトー立体パーク」跡地に通常タイプの「ドーミーイン福井」をオープンしているが、県繊協ビル跡地のホテルはこれとは別のブランドになる見込み。同業会は、同社と8月ごろに仮契約を結ぶ考え。

 全体の建て替え計画は、現在のビル東側の駐車場部分に10階程度のオフィスビルを建設。現在の建物は取り壊し、跡地にホテルと立体駐車場を設ける。完成時期は、オフィスビルが2021年7月、立体駐車場が23年の初め、ホテルが23年秋を予定している。オフィスビルは本年度内の着工を目指しており、10階建ての場合、現時点で予定入居率は65%程度という。

 総会には理事や代議員ら25人が出席し、18年度決算などの議案を承認した。同業会の中村龍男会長は総会後、ホテルの誘致について「建て替え計画を成功させる重要な要素。周辺地域の発展につなげるためにしっかり進めていきたい」と話した。

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