北大路魯山人が称賛したハワイコナコーヒーを越前焼のカップで味わう参加者たち=6月15日、福井県の福井市美術館

 書や陶芸など多方面に才能を発揮し、美食家としても名をはせた北大路魯山人が称賛した「ハワイコナコーヒー」を、越前焼のコーヒー器具やカップで楽しむ催しが6月15日、福井県の福井市美術館で開かれた。参加した40人が、かんきつ系の酸味と芳醇な味わいの一杯を堪能しながら知識を深めた。

 同美術館で開かれている「北大路魯山人展」(同美術館、福井新聞社でつくる同展実行委員会主催)の関連イベント。ハワイコナコーヒーは、米国ハワイ島のコナ地区で生産される最高級のコーヒー豆で、魯山人が初めて渡米した際に空港で飲み、素晴らしい味わいと称賛したとされる。

 催しでは、越前焼の水がめで一晩寝かせた福井の水でいれたハワイコナコーヒーを、越前焼陶芸家の司辻光男さん(越前町)がこの日のために焼き上げたカップで参加者たちが試飲した。また、日本コーヒー文化学会理事の山田和則さん(風の森コスモポリタンカフェ)が、司辻さんとともに開発した越前焼のドリッパーを使い抽出を実演した。

 参加したコーヒー愛好者たちは実演を食い入るように見つめ、質問を浴びせていた。福井市の女性(28)は「きりっとしていて飲みやすかった。教わった方法でコーヒーをいれてみたい」と話していた。

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