福井地検が入る福井春山合同庁舎=福井県福井市春山1丁目

 福井県福井市内で5月、乗用車を運転中に衝突事故を起こし相手の女性にけがを負わせ逃げたとして、道交法違反(救護義務違反、事故不申告)の疑いで逮捕、送検された坪田清則・福井放送元社長(87)=同市=について、福井区検は6月12日、同法違反(事故不申告)の罪で略式起訴した。福井簡裁は同日、罰金3万円の略式命令を出し、即日納付された。

 一方、福井地検は同日、同法違反(救護義務違反)と追送検分の自動車運転処罰法違反(過失傷害)については不起訴とした。理由は明らかにしていない。

 起訴内容は5月22日午後3時55分ごろ、福井市大宮2丁目の国道416号の信号機のある交差点を直進する際、右から交差点に進入してきた軽自動車に衝突する事故を起こしたにもかかわらず、警察署に届け出ず逃げたとされる。

 坪田元社長は事故当時、福井放送の非常勤取締役最高顧問を務めていた。5月27日に辞任した。

 同社は12日、「元役員が略式命令を受けたことは報道機関として誠に遺憾。深くおわび申し上げます。今回の件を重く受け止め、改めて再発防止と法令順守徹底を図ります」とのコメントを発表した。

関連記事