太陽光パネルの設置計画があるため池=福井県鯖江市和田町

 福井県鯖江市のNPO法人「エコプラザさばえ」が同市和田町のため池に計画している太陽光パネル設置に反対する住民が、同NPOなどに建設差し止めや慰謝料を求めて武生簡裁に民事調停を申し立てた。住民側は「説明が不十分。水質悪化や景観上の悪影響が生じる」などと主張している。

 申し立てたのは、ため池近くの住民6人。6月6日に代理人弁護士らが同市内で記者会見した。申立日は5月29日。

 ため池は約8200平方メートル。申立書によると2017年10月、同NPOが当時の和田町の区長にパネル設置を相談、計画が進められてきた。パネルの面積について、住民側は「ため池の約6割と聞いている」とした。

 住民側は▽パネルの破損などで有害物質が漏出する危険性が高い▽和田町の規約に反し、総会を開くことなくパネル設置を認めた▽ため池の美しい景観が損なわれる-などと訴えている。また、設置を巡る話し合いで精神的苦痛を受けたとして、1人当たり約106万円の慰謝料を求めている。

 同NPOは「現時点で申し立ての内容が分からないのでコメントは差し控える」としている。

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