6月4日午後0時半ごろ、福井県おおい町大島のあかぐり海釣公園の沖合に、無人のゴムボートが漂流していると118番があった。ボートに釣り道具があったことから乗員が海に転落した可能性があるとして、小浜海上保安署や福井県警などからヘリ2機、船2隻、車両6台が出動し捜索に当たった。実際にはボートの持ち主は海に出ておらず、約4時間後に同町内で無事が確認された。同公園近くに止めた車内で寝ているうちに、浜辺からボートだけが流されたという。

 同保安署によると、ボートの持ち主は京都府の72歳男性。4日午前1時ごろに同公園近くに到着し酒を飲んで仮眠し、同6時ごろに起きてボートを膨らませ浜辺に移動し再び仮眠を取った。午後4時15分ごろにボートがなくなっていることに気づき、おおい町内の駐在所に届け出た。

 同保安署は「ゴムボートは登録義務がないため持ち主が分かりにくく、漂流した場合は今回のような大ごとになりやすい」とし、流失した際の連絡先をボート内に残すよう呼び掛けている。今回の持ち主の男性は厳重注意を受け、猛省しているという。

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