敦賀原発=福井県敦賀市

 日本原電は6月3日、廃炉作業中の敦賀原発1号機(福井県敦賀市)の敷地内で5月、冷却水などを洗浄する機材に使う硫酸約30・5リットルが配管から漏れたと発表した。漏れはタービン建屋(管理区域)と屋外の防液堤の中。放射能は含まれておらず、周辺環境への影響はなかったとしている。

 原電によると、5月17日午後4時半ごろ、協力会社の作業員がタービン建屋の床面に水がたまっているのを見つけた。屋外の硫酸タンクからタービン建屋につながる配管の壁貫通部周辺で漏れていた。

 壁貫通部の配管に巻いてある保温材のつなぎ目から雨水が浸入し、配管が腐食したとみられる。2カ所で最大約5ミリの穴が開いていた。原電はタンクと配管内の硫酸を抜き取り、今後使用しないことにした。

 硫酸は、液体廃棄物の水溶性の不純物を取り除くイオン交換樹脂をタービン建屋内で洗浄するために使われている。

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