身近に置き故人を供養してもらおうと開発した竹製厨子「かぐや厨子」=5月29日、福井市照手2丁目の小林金具工藝舎

 仏壇金具製造の小林金具工藝舎(福井県福井市照手2丁目、小林信夫代表)が、位牌(いはい)や写真、遺骨などを納める竹製厨子(ずし)「かぐや厨子」を開発、商品化した。大きな仏壇の代わりに、身近に置いて故人をしのぶ手元供養に用いる。6月1日から予約を受け付け、一点一点手作りする。

 小林代表(78)が昨年、ペットの供養にと考案した竹製厨子をベースに開発した。「最近は仏間のない家が多い。若い人や単身者、転勤族の人などのニーズがあるのでは」と、小型の仏壇として素材や屋根の造作など質感を高めた。

 素材は建築や茶道具などに使われる京銘竹を用いた。火であぶって油を抜き、天日で乾かした竹で、地肌が白く光沢がある。屋根も竹の曲線を生かして製作。破風(はふ)や両開きの扉に、銅板手打ちの飾り金具を取り付けた。

 高さ28センチ、直径10センチ。価格は4万5千円。漆や拭き漆を施したタイプは6万3千円。希望により扉の内側に銅板を張り、法名や行年を刻印できる(1字200円)。

 メール(nobukoba39@festa.ocn.ne.jp)またはFAX0776(23)2463=で注文を受け付ける。問い合わせは小林金具工藝舎=電話0776(23)2460。

関連記事