福井市中心市街地のごみ拾いを数十年続ける「駅前青年部」のメンバー=福井県福井市中央1丁目

 福井市中心市街地の店舗経営者でつくる「駅前青年部」は、週1回のごみ拾いを数十年続けている。特に多いごみがたばこの吸い殻で、6月1日に市街地の10組織・団体と一斉に拾い集める「エキマエゴミゼロプロジェクト」を初めて実施する。拾った吸い殻の本数をSNSで発信し、「捨てない」「捨てている人を注意する」という意識啓発につなげる。参加者を募っている。

 40~50代の10人ほどでつくる駅前青年部は毎週月曜日の朝、そろいの赤いジャンパーやTシャツ姿で、ほうきとちりとりを手に中心市街地のごみ拾いに励んでいる。道にこびりついたガムを、へらとスプレーを使ってはがすこともある。角木誠代表(48)は「空き缶やペットボトルもあるが、たばこの吸い殻が一番多い。たばこを捨てるのは大人しかいないから、拾っていて残念な気持ちになる」と話す。

 プロジェクトは、5月30日の「ごみゼロの日」から6月8日の「世界海洋デー」にかけて展開される、海洋ごみ削減に向けた全国一斉清掃に合わせて行う。駅前青年部のほか、中心市街地の活性化に取り組む一般社団法人エキマエモールや西武福井店などから約40人が参加し、ごみ拾いの範囲をJR福井駅東口周辺や福井市役所周辺まで広げる。

 拾ったたばこの吸い殻をすべて画用紙に貼ってSNSに投稿し、翌2日には福井駅前電車通りで開かれる「こどもの習いごとフェスタ」で展示する。海洋ごみの8割は内陸部から流れ着くことや、たばこのフィルターは自然界で分解されず残り続けることなど、ポイ捨ての害悪を伝える。

 角木代表は「みんなのまちなので、活動を通してごみを捨てる人が少しでも減れば」と話している。

 6月1日は午前8時に中央1丁目のガレリアポケットに集合し、約1時間活動する。

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