大学入試センター試験から大学入学共通テストへの変更点

 文部科学省は5月29日、大学入試センター試験の後継となる大学入学共通テストの1回目を、2021年1月16、17日に行うとする実施大綱案を公表した。教科・科目は現行のセンター試験と変わらず、配点は今後決める。ただ、英語は現行の筆記(200点)とリスニング(50点)を、リーディングとリスニングに改め、配点も均等にしてリスニングを重視する形にする。

 大綱案では、知識だけではなく「思考力・判断力・表現力も重視」して評価するとし、受験生を多様に評価できるよう、各大学はできるだけ多くの教科・科目を入試に活用することが望ましいとした。

 また、これまでに示していた方針通り、マークシート式に加えて記述式問題を出す国語と数学1、数学1・Aは試験時間が延び、国語は80分から100分に、数学1、数学1・Aはそれぞれ60分から70分となると明記した。実施大綱は6月に正式決定する予定。

 共通テストでは、英語の「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測る民間検定試験も導入され、各大学が活用の仕方を判断する。

 文科省は、民間検定試験の成績を大学に提供するシステムの運営大綱案も公表した。大学入試センターが個人特定IDを発行。受験生がこのIDを記入して、大学受験年度の4~12月に受けた2回までの検定試験結果を大学に提供するという流れを改めて示した。共通テストを利用しない大学も、成績提供システムを利用できる。

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