福井県教育委員会が入る福井県庁=福井市大手3丁目

 神奈川県川崎市でスクールバスを待つ児童らが男に刃物で刺され死傷した事件を受け、福井県教育委員会は5月28日、県立学校と各市町教委に対し、不審者による被害の防止に向けた指導を徹底するようメールで通知した。

 通知文書には、危険を感じた際や不審者を見かけた場合▽近くの建物に駆け込む▽周囲の大人に知らせるなどして助けを求める▽外出時は行き先や帰宅時間を保護者に伝える―などを児童生徒に指導するよう記載。県内の学校近くでは、1人で通学する子どもを狙った声掛けや後をつける事案が発生しているとし、複数での行動を心掛けるよう呼び掛けている。

 福井県青少年総合対策本部などは、見守り活動を一層強化するよう各青少年育成市町民会議に依頼した。

 鯖江市惜陰小で同日あった「子ども重点見守りデー」に参加した杉本達治知事は、出発式のあいさつで川崎市の事件に触れ、「福井県でこういうことが起きないよう、どういう手を打っていくのか、しっかりやっていきたい」と決意を述べた。

 福井県警少年女性安全課の北川登課長は「川崎市の事件は大変残念だ。警察としても通学路のパトロール強化や、県、市町、学校、自治会と連携して児童の安全確保に全力で取り組む」と話した。

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