世界最小の卓上型質量分析計(左下)の発売を発表する島津製作所の田中耕一氏=28日、京都市

 島津製作所(京都市)は28日、糖質が鎖状に連なった糖鎖や、タンパク質などの分子構造を詳しく解析できる世界最小の卓上型質量分析計を発売すると発表した。2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一シニアフェロー(59)のイオン化技術を利用。多くの機器が並ぶ狭い研究室でも設置でき、田中氏は「長年作りたいと思っていた装置。医療現場など多くの研究者に役立ててほしい」と語った。

 分析計は幅約31センチ、奥行き約38センチ、高さ約32センチ。重さも従来機は400キロ以上あったが、25キロまで抑えた。操作性も向上させ「研究者自身がその場で手軽に分析できる」と力を込めた。

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