トランプ米大統領(右端)と面会する横田めぐみさんの母早紀江さん(手前左から3人目)ら拉致被害者家族。右から2人目は安倍首相=5月27日午後、東京・元赤坂の迎賓館(AP=共同)

 来日したトランプ米大統領が5月27日、拉致被害者家族と面会し、問題解決へ協力すると述べたことについて、救う会福井の森本信二会長(63)は「家族の励みになるような言葉。日本にとっても非常に力強い言葉だ」と評価した。

 日朝首脳会談の実現をトランプ氏が「全面的に支持する」とした点についても「強力なバックアップ」とし「年内と言わずすぐにでも実現してほしい」と政府の動きに大きな期待を寄せた。

 福井県敦賀市の特定失踪者、山下貢さん=1989年失踪当時(39)=の妹、山森啓子さん(66)も「大統領が拉致を気に掛けてくれるのはありがたい。でも最後に解決するのは安倍首相だと思う」と述べた。

 救う会副会長の島田洋一福井県立大教授は「日米間の連携が深まり、それを対外的にアピールすることもできた」との見方を示した。

 トランプ氏が被害者家族と面会するのは2回目だが「前回はトランプ夫妻に紹介する意味合いだった。今回は大統領補佐官など側近もおり、ホワイトハウス全体といった陣容。その中で拉致で連携を確認できたのは意味があった」と指摘した。

 北朝鮮による今月上旬の短距離弾道ミサイル発射に関し、トランプ氏が問題視しない姿勢を示していることには「肝心なのは国連安全保障理事会決議による制裁を維持すること。その点で日米は一致している」と述べた。

関連記事