福井県内は5月26日、福井市越廼で32・5度を観測するなど、2日連続で真夏日となった。福井新聞の調べでは、25日午後5時~26日午後5時に11人が熱中症とみられる症状で医療機関に搬送された。11人のうち7人は大野市でのマラソン大会出場者。いずれも命に別条はなかった。福井地方気象台によると、30度を超える暑さは27日まで続く予想。

 あわら市によると、同市では本荘、坪江、細呂木、北潟、剱岳の5地区で体育祭を予定していたが、光化学オキシダントの濃度が高くなっていることを受け、全て中止とした。北潟地区区長会は地区体協と協議し、25日午前9時に中止を決めた。同区長会の北浦博憲会長は「どれくらいの影響があるかは分からなかったが、住民の安全を考慮した」と話した。

 光化学オキシダントは、空気中の窒素酸化物などが紫外線を受けて化学反応を起こすことで発生する汚染物質。人体には▽目がちかちかする▽のどが痛む▽胸が苦しくなる-などの影響が出る場合がある。

 県環境政策課によると、25、26日の県内は▽気温が高い▽日差しが強い▽空気が動かない-などの条件が重なり、化学反応が進みやすい状態になった。風がないことから、発生した物質が大気中に滞留し、オキシダント濃度が高まったとしている。濃度が高くなった場合、不要不急の外出を控え屋内で過ごすなどの対策が必要。

 同気象台によると、27日は福井市34度、敦賀市32度まで上がる予想。

関連記事