支援を呼び掛ける福井大生の高橋駿介さん=福井県坂井市三国町南本町3丁目の「くららぼん」

 「三国の素晴らしい文化、それを教えてくれる地域の人。それらを伝える空間に」。福井大学の学生5人が中心となり、福井県坂井市の三国町旧市街地にある築130年の土蔵をリノベーションし、コミュニティーキッチン「くららぼん」の10月オープンを目指している。外観整備などは4月に完了したが、損傷が予想以上に激しくキッチンの整備資金が不足。福井新聞社などによるクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で資金の募集を始めた。

【支援はこちら】福井県坂井市。築130年の蔵を、まちの魅力が集まるキッチンに!

 「アーバンデザインセンター坂井」が、福井県と坂井市の補助を受けて実施している事業で、福井大学工学部建築・都市環境工学科4年生の5人が設計などに携わっている。2階建てで外壁にしっくい塗りを施し、港町の風情漂う白壁のレトロな雰囲気を演出している。

 活用法については、学生らが地域の人たちとワークショップを重ねて検討。地域住民と観光客が食を通じて触れ合える空間として「コミュニティーキッチン」を整備すると決めた。料理自慢の主婦や魚釣り名人、観光客など誰にでも利用してもらい、地域内外の人と人とを食でつなぐ空間をつくり上げたい考えだ。

 1階にキッチンとダイニングを整備し、2階にはコワーキングスペース兼用の席を設ける計画。古民家を改修して開所した隣接の同センターとの間にはウッドデッキを設け、テラスとして活用する。

 ミラカナでは目標額を200万円に設定し、7月19日まで支援を募っている。支援者には、オープニングパーティー招待や三国祭で飾られる区ごとの提灯をデザインした手拭い、くららぼん利用券1回分、わかめ・米セットなどのリターン(返礼)を用意した。

 同センターのアシスタントディレクターでもある福井大生の高橋駿介さん(22)=兵庫県出身=は「私自身が、このまちのファンの一人。これまで感動した体験を、いろいろな人に経験してもらえる空間をつくりたい」と話している。

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