WTOのアゼベド事務局長(左から2人目)と会談する河野外相(右端)=22日、パリ(共同)

 【パリ共同】河野太郎外相は22日、訪問先のフランス・パリで世界貿易機関(WTO)のアゼベド事務局長と会談し、韓国による福島など8県産水産物の輸入禁止措置を容認したWTOの紛争処理手続きが機能を果たしていないと指摘した。遺憾の意も伝えた。WTOの改革に向けた議論を進める必要があるとの認識では一致した。

 韓国の輸入禁止措置に関し、WTOは「一審」に当たる紛争処理小委員会が日本の主張を認めて不当と判断したが、「二審」の上級委員会が4月に破棄し、日本は逆転敗訴した。

 河野氏は、上級委が韓国の措置とWTO協定の整合性を明示しないまま判断を下した経緯に触れた。

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