活動休止を経て約3年ぶりとなるオリジナル4thアルバム。本作はアニメファン以外にもおススメしたい。

 全11曲、アニメ『ソードアート・オンライン』シリーズのテーマ曲となった『流星』や『アイリス』など元々得意だったマイナー調のアッパーチューンは、やはり高音がぐんぐん伸びる。それでいて、繊細な表現もより説得力を増した。特にロック色が強い『UNLIMITED』の、演奏がピタリと止まる部分での歌声で強く感じた。

 さらに、本作では新たな作風もアクセントとなっている。活動再開をファンに誓った輝けるバラードの『約束』や、本人作詞で永遠の反抗期女子を描いたポップロックの『グローアップ』も新鮮だし、いきものがかり・水野良樹が詞曲を手がけた『今』も、内向的だった自分が飛び出していくようで良い。ラストに収録された『フラグメント』でも、「ハッハッハって笑う明日へハイタッチ!」なんて歌詞を快活に歌うようになったんだといたく感心した。

 カノエラナが詞曲を提供した『パズルテレパシー』でも弾けており、今後、女性作家との更なるコラボにも期待。本作を聴けば、自分の変わる所も変わらぬ所も自然に受け入れられるはず。

(ソニー・通常盤2778円+税)=臼井孝

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