【モスクワ共同】ロシアの有力紙コメルサントが、国家序列3位のマトビエンコ上院議長が近く退任するとの記事を1面トップで報じ、執筆した記者らをプーチン政権に忠実な同紙のオーナーが解雇、これに抗議して政治部の記者全員が21日までに辞表を提出する事態になった。

 同紙関係者によると、マトビエンコ氏が記事に不満を表明していた。政権の意に沿わない記者や情報がつぶされるロシア報道の実態があらためて浮き彫りになった。プーチン政権に近い富豪が主要メディアを支配して人事を通し編集に介入、政権が嫌う報道を編集幹部が自粛する構造的な「自己検閲体制」ができあがっていると指摘される。

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