「防災ピクニック」で液体ミルクを飲む子ども(試飲のためストローを使用)=4月、福井新聞社・プレス21

 3月に販売が始まった、母乳の代わりとなる乳児用液体ミルク。防災への意識が高まる中、粉をお湯で溶く必要がなく、開封してすぐに飲めるため、災害時の活用も期待されている。ただし、常温で飲むのに慣れない子は受け付けない場合もある。普段の状態で飲ませて慣れさせたり「相性」を確かめておいたりするとよさそう。

 現在、江崎グリコが紙パックに入った「アイクレオ赤ちゃんミルク」(125ミリリットル、賞味期限は製造日から半年、希望小売価格税込み216円)、明治がスチール缶の「ほほえみらくらくミルク」(240ミリリットル、同1年、同232円)を販売している。

 ともに0カ月から飲ませることができ、そのままほ乳瓶に移して使う。災害時にはお湯を沸かすのが難しかったり、被災のショックで母乳が出なくなったりする場合があるため、子どもが飲む量に合わせて備蓄しておくとよい。

 子育てグループふくまむがこのほど開催した「防災ピクニック」では、0~1歳の子どもたちとお母さんが試飲。「おいしそうに飲んでいた」「豆乳と牛乳を合わせたような風味で、大人でも満腹感があった」と高評価だった。

 一方で、「母乳しか飲んでいないせいか、あまり気に入らなかったみたい」「値段が高いから、あくまで災害時の備蓄用。普段使いはできなさそう」などの意見も。「ほ乳瓶に詰め替えるのが手間。災害時はほ乳瓶が洗えないだろうし、そのまま飲める仕組みにできないか」と改善を求める声もあった。

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