参院選改正1人区の状況

 夏の参院選の勝敗を左右する32の改選1人区を巡り、立憲民主など野党5党派がこれまでの5選挙区に加え22選挙区で候補者一本化に大筋合意した。焦点だった共産党候補への一本化は現時点で2選挙区。週明け以降、順次発表する。今後、残る福井など5選挙区と、参院選に合わせた衆参同日選の可能性に備え衆院小選挙区の調整を急ぐ。関係者が5月18日明らかにした。

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 24選挙区で擁立する共産が候補取り下げを視野に柔軟路線に転じたことや衆参同日選への警戒から、競合区などの調整が加速していた。

 一本化で新たに固まった22選挙区のうち、立民は青森、宮城、栃木、群馬、山梨、岐阜、岡山で擁立。国民民主党が石川、長野、山口、長崎で、共産は「鳥取・島根」「徳島・高知」の2合区で立てる。最終的に公認とするか無所属とするかは各党で調整する。岩手、秋田、山形、福島、三重、滋賀、奈良、和歌山、香川は無所属候補への一本化が固まった。

 既に調整のめどが立っていたのは新潟、愛媛、熊本、大分、沖縄の5選挙区。

 残るのは富山、福井、佐賀、宮崎、鹿児島の5選挙区。福井では共産候補がいるものの、立民や国民、共産、社民の各県組織などが各党本部の動向を見ながら、対応を決めることを確認している。富山は国民を軸に調整、佐賀は共産候補がいるが国民も擁立を検討中だ。鹿児島では社民党が擁立を強く主張。月内にまとめる。一本化調整をしている5党派はほかに野田佳彦前首相が代表を務める衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」。

 衆参同日選論が浮上し、先月、立民の枝野幸男代表は野党党首と相次いで会い、1人区の一本化と衆院の候補者調整を確認。共産党の志位和夫委員長は今月12日の党会合で、共産候補を降ろす条件としていた「相互支援・相互推薦」にこだわらない姿勢に転換した。

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