住宅地で目撃されたニホンジカ=5月17日午前7時ごろ、福井県坂井市丸岡町舟寄(籬さゆりさん撮影)

 福井県坂井市内の市街地で5月17日、ニホンジカが目撃された。体長1メートルほどの雌の成獣で、坂井中学校グラウンドや住宅地に現れ、同市丸岡町坪ノ内の山付近で姿を消した。市職員と福井県警坂井署員がシカの後を追い、目撃情報のあった集落に注意を促した。同校生徒や住民が危害を加えられることはなかった。

 市農業振興課や坂井署によると、午前6時50分ごろ、北陸自動車道丸岡インターチェンジに近い同市丸岡町猪爪7丁目の公園にシカがいると、住民から110番があった。同11時20分ごろには坂井中グラウンドに現れ、5分ほどで南方へ消えた。グラウンドに生徒はいなかった。

 その後同市丸岡町舟寄で目撃され、午後0時50分ごろ、署員が同市丸岡町坪ノ内で山に向かって走って行くのを目撃、周辺に姿が見えなくなったことから山に入ったとみて捜索を打ち切った。

 同課は「ニホンジカは警戒心が強く、市街地に現れるのは珍しい。群れで行動するのが一般的で、はぐれたあと迷って市街地に出てきたのでは」と話していた。

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