福井銀行の2019年3月期の連結決算

 福井銀行の2019年3月期の連結決算は、超低金利下で貸出金利息の低迷が続き、3期連続の減収減益となった。ただ、本業のもうけを示すコア業務純益は前期比5千万円減の31億2200万円で下げ止まりの兆しが見られる。

 利回り低下で、収益の柱である資金利益は同10億円減の215億円。一方、経費は物品費の減少を主因に12億円減少し、209億円となった。

 貸出金残高は同435億円増加し、1兆6723億円。事業性融資先数は同352増の1万200先、中小企業向け貸出残高は同230億円増の4988億円となった。林正博頭取は「地道に取り組んできたコンサルティングの強化が着実に成果に表れ、本業利益の下げ止まりに寄与している」と述べた。

 貸出金利回りは同0・05ポイント低下し0・99%、利ざやは同0・04ポイント増の0・1%となった。自己資本比率は同0・26ポイント低下し、9・11%。

 次期予想については、低金利に加え、景気の先行き不安で与信関係費用を多く見積もり、減収減益を見込んでいる。

■再来年には反転

 林正博頭取:減収減益だが、顧客の経営課題解決に一緒に取り組み、成長につなげる「事業性理解」は効果が表れてきており、一定の評価はしている。本店の建て替え経費が膨らむ来期までは減益予想だが、再来年から反転していくとみている。北陸新幹線の延伸を見据え、新幹線効果の最大化を目指し、自治体と連携し、まちづくりや観光地のブラッシュアップに一層力を入れていく。

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