車が園児の列に突っ込んだ事故現場=5月8日午前11時9分、滋賀県大津市(共同通信社ヘリから)

 2歳の保育園児2人が死亡した滋賀県大津市の事故を受け、福井県内でも5月9日、幼稚園や警察が散歩ルートの安全確認に乗り出すなどの動きが出始めた。

 敦賀市松陵幼稚園は、10日に開く敦賀署による定例の交通安全教室の後、園周辺の散歩ルートの安全確認を行う。安全確認は同署の提案で、園の職員が署員と歩き、見通しの悪い通路や交差点など注意が必要な箇所を確認する。

 同園ではこの時期、週2、3回園外を散歩している。菊田美紀園長は「(大津市の事故を受け)散歩時の職員の動きを再度確認した。ルートの交通状況は把握しているが、見落としている危険箇所がないか、警察に確認してもらいたい」と話していた。

 福井市は、市内の公立保育園と認定こども園の園長による9日の定例会議で、散歩ルートの危険箇所や園児の人数が適切かを再点検し、歩道の内側で信号待ちをするよう徹底すると決めた。

 福井県内の幼稚園や保育所、認定こども園が加入する県幼児教育研究会の徳本達之会長は「車社会の福井は、危険な交差点や交通量の多い道路が多い」と指摘。「これから遠足シーズンが始まり、外出機会も増える。各園で散歩ルートを見直したり、外出時の職員を増やしたりして、対応してほしい」と呼び掛けた。

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