拉致問題の早期解決へ機運を高めた救う会福井の総会=5月8日夜、福井県の小浜市働く婦人の家

 北朝鮮による拉致・特定失踪者の支援組織「救う会福井」の総会が5月8日夜、福井県の小浜市働く婦人の家で開かれた。メンバーらは拉致問題の早期全面解決に向け、署名活動や集会などで引き続き世論を盛り上げていくことを確認した。

 救う会のメンバーや、同市の拉致被害者、地村保志さん(63)ら約30人が出席した。

 同会の森本信二会長(63)はあいさつで、安倍晋三首相が3月に面会した際に「金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と向き合わなければならない」と述べたことに触れ「大きく状況が変わろうとしている」と指摘。解決に向け「日本国民は拉致を許さない、拉致被害者を早く帰してと世論をもう一度盛り上げることが大事」と強調し、「安倍総理が力強いバックアップのもとに北朝鮮と対話できるような雰囲気を私たちがつくる必要がある」と力強い言葉で協力を呼び掛けた。

 また福井県越前市の特定失踪者、河合美智愛さん=1984年失踪当時(20)=の母喜代子さん(77)も「娘が行方不明になってから35年の月日が流れた。娘とどうか会わせてもらいたい」と切実に訴えた。

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