2回にわたり現金が盗まれた菓子店のレジ。犯行を受け、閉店後にはレジを施錠するなどの対策をとっている=福井県坂井市内

 福井県坂井市内の会社事務所などに侵入し現金を盗んだとして、県警福井署などが窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕、送検した男が、坂井市や同県永平寺町で50件以上の犯行を繰り返していたとみられることが5月7日、捜査関係者への取材で分かった。この2市町では事務所や店舗が荒らされる事件が相次いでおり、県警は供述と照らして慎重に捜査を進め、裏付けが取れたものから立件する方針。

 逮捕、送検されたのは坂井市の無職の男(43)=建造物侵入、窃盗罪で起訴済み。男は同市丸岡町の会社事務所に窓を割って侵入、現金約5千円を盗んだ疑いで3月26日に逮捕された。その後の調べで同市丸岡町の別の会社事務所に侵入、現金約205万円を盗んだ疑いも強まり、4月15日に再逮捕された。

 2市町で事務所や店舗が荒らされる被害は少なくとも2015年秋から発生。福井、坂井両署、県警捜査1課、機動捜査隊が合同で捜査していた。

 被害者によると、男はガラスを割る手口のほか、無施錠の扉から侵入することもあったという。県警は男が周辺に土地勘があり、事務所や店舗が無人になる夜間を中心に犯行を重ねていたとみてさらに調べを進める。

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