夏の参院選の福井選挙区(改選数1)には、再選を目指す自民党公認の滝波宏文氏(47)、共産党公認で党県常任委員の山田和雄氏(51)が準備を進めている。ただ、野党統一候補の模索が水面下で続いており、対決構図はまだ流動的だ。

 滝波氏は公明党の推薦も得た。福井県商工政治連盟をはじめ各種団体の推薦状も200近く集まった。4月28日には市町や企業・団体ごとに設けた約60の後援会の代表者会議を開いて結束を確認するなど、着々と態勢づくりを進めている。関係者は「大型連休明けから、さらに活動を加速させたい」と強調。5月中旬から県内各地で国政報告会を開くほか、福井市中心部に選挙戦に向けた事務所を設ける予定だ。

 対する野党側は、共産県委員会が山田氏の擁立を決めた一方、立憲民主党県連合と国民民主党県連、社民党県連合、連合福井の4者は候補者選定に難航している。国民は1月に40代の女性行政書士の擁立を提案したが見送りとなり、立民が中心になって交渉していた県内の40代女性は4月中旬に辞退を申し出た。

 先行き不透明な状況を踏まえ、4月28日には4者協議の後、連合福井を除く3者に共産、政治団体「緑の党」を加えた5者で話し合った。大型連休明けに開催される各党本部の幹事長・書記局長会談の結果を受け、県内の野党統一候補擁立をどうするか、対応を決めることを確認した。

 比例代表には、民主党県連代表を務めた元衆院議員の糸川正晃氏(44)が自民の公認候補として名乗りを上げている。

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