閉店が決まったショッピングセンター「ラッキー」=福井県永平寺町松岡春日2丁目

 福井県永平寺町松岡春日2丁目のショッピングセンター(SC)「ラッキー」が5月10日に閉店することが、2日までに分かった。中核のスーパー「バロー」が2月に撤退した影響で来店客数が減少し、厳しい運営が続いていた。長年にわたり地域住民に親しまれてきた県内最古のSCが、42年の歴史に幕を閉じる。

 ラッキーは1977年6月にオープン。食品スーパー「ユース」のフランチャイズ店や地元の薬店など7事業者で設立した「協同組合松岡ショッピングセンター」が運営してきた。2005年にユースがバローの傘下となってからは、バローが組合員の立場を引き継いだ。

 バローは近くにドラッグストアが出店した影響で売り上げの減少が続き、2月24日に閉店した。ラッキーの店舗面積の大半を占めていたバローが撤退したことで、来店客数や組合収入が激減。バローが抜けた後の代わりのテナントも見つからず、継続は困難と協同組合側が判断した。

 ラッキーはリニューアルした1998年には約9億5千万円を売り上げたが、近年はその7割程度に減少していた。

 ラッキーの1階は現在、組合員の酒販店、精肉店、日用雑貨店とテナントの飲食店の計4店が営業。2階は協同組合などの事務所がある。協同組合の川中幸雄理事長は「40年以上、営業してきて役目を終えたと考えている。地域の皆さんにかわいがってもらえたことに感謝したい」と話している。1階の組合員の店舗は3~6日に在庫処分のセールを実施する。

 閉店後の建物や土地については、テナント店舗との退店交渉が続いていることから「交渉が済み次第、地域のニーズを考慮して、どうするか決めたい」としている。

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