令和になり誕生した赤ちゃん=5月1日、福井県済生会病院

 令和がスタートした5月1日、福井県内各地の病院で新たな命が次々と産声を上げた。“令和ベビー”に両親は「元気に育ってほしい」と願った。市役所、町役場は特別な日に婚姻届を出すカップルでにぎわい、新時代の幕開けは人生の幸せな節目であふれた。

 福井県済生会病院(福井市)では1日午前11時24分、3390グラムの女の子が大きな泣き声を上げて誕生した。「やっと会えたね」。無事に第1子の出産を終えた西本藍さん(40)=福井市=は、腕の中ですやすやと眠るわが子を見つめた。予定日から6日遅れで、「このタイミングで生まれてくるなんてスター性があるね。いい記念になりました」と笑みがこぼれた。夫の淳一さん(41)は「会えただけでうれしい」と優しいまなざしを向けた。「人との縁に恵まれるように」との願いを込め「縁(ゆかり)」と名付けた。

 藍さんは「不安な部分もあるけれど、周りの人の助けを借りながら無事に育てていきたい。何か一つの目標に向かって努力する子どもになってほしい」と希望を込めた。

 同市の福井愛育病院では1日午前0時から正午までに男の子2人、女の子2人が生まれた。

 鯖江市の加藤美咲さん(30)は午前8時51分に3638グラムの男の子を出産した。前日に主治医から「平成最後か令和最初のどちらかに生まれる」と言われ、夫の聖大さん(35)は「令和に生まれてほしい」。願いがかない、美咲さんは「狙って生まれてきてくれたのかな。無事に私たちのもとに生まれてきてくれてありがとう」と目を細めた。

 新たな時代を迎えたことと聖大さんの名前から1字をとり「時聖(ときまさ)」と名付けた。2人は「令和も家族で幸せに過ごしていきたい」と話していた。

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