大本山永平寺の御朱印を手にする参拝客=5月1日、福井県永平寺町

 10連休とあって福井県内外から大勢の参拝客が訪れた同県永平寺町の曹洞宗大本山永平寺では、記念の御朱印を求める人が並んだ。

 受け付けまで20分ほど掛かったという岐阜県養老町の会社員の男性(23)=福井県福井市出身=は「特別な節目の日。ふるさと福井を代表する場所で、記念として何か形を残したかった。気持ちを整理して令和を迎えることができた」と晴れ晴れした表情。東京都から訪れた会社員の女性(34)は、令和と記された御朱印を眺め「新しい時代の初日に、格式ある永平寺を初めてお参りできた。ありがたみがあります」と話した。

 福井市の一乗谷朝倉氏遺跡では限定販売の「城御朱印符」を求める人の行列ができた。午前7時から並んだという一番乗りの福井県越前市の女性(66)は「平成最後と令和初日の御朱印が手に入り感激」と笑顔だった。

 鳳凰の透かしが入った越前和紙の限定版は、急きょ当初の100枚から70枚増やしたが間もなく売り切れた。朝倉氏遺跡保存協会の岸田清会長(71)は「令和の時代も朝倉氏遺跡を盛り上げたい」と喜んだ。

 福井市の神明神社でも2日連続で訪れる人も見られ、武曽正彦宮司(61)が朱印帳に次々と日付などを書き入れた。

 同市の福井中央郵便局には限定40枚の記念フレーム切手セットを求め、開店前から約60人が列をつくり約15分で完売した。切手セットは書道家の武田双雲さんが「令和」と記した82円切手5枚とクリアファイル。無事購入できた同市の男性(59)は「今年還暦になるので、大きな節目を迎える」とした上で「息子と娘が早く結婚できればいい」と希望を口にした。

 切手セットとはがき10枚を手に入れた、福井県あわら市の男性(73)は前日に平成が押印されたはがき10枚を購入しており「昭和、平成、令和の3時代を生きた記念にする。前向きに歩んでいきたい」と話した。

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