「退位礼正殿の儀」で、お言葉を述べられる前天皇陛下と前皇后美智子さま=4月30日午後5時8分、宮殿・松の間(代表撮影)

 上皇になられた前天皇陛下の最後のお言葉に接した福井県民からは、改めて感謝といたわりの声が聞かれた。

 自宅で夫とテレビ中継を見た鯖江市の女性(41)は「いよいよ今日が平成最後なんだなと感じた」と感慨深い様子。「支えてくれた国民に感謝します」というお言葉が印象に残ったと言い「こちらこそ『平和な時代をありがとうございました』と伝えたい」と話した。

 福井市の男性(74)はテレビの前に正座し、お姿を目に焼き付けた。「これまでのご苦労がしのばれ胸に響いた。寂しく悲しい印象のある儀式が、新時代への期待感を持って迎えられることは感慨深い。バブル崩壊や幾多の災害に見舞われた平成をいい時代として過ごせたのは陛下のおかげ」と語った。

 福井市の女性(75)は陛下が皇后さまの手を取り、階段を下りるのを手助けされた姿に胸が熱くなったという。「両陛下はいつも国民のお手本であり、拝見するだけで何とも言えない和やかな気持ちにさせていただいた。これからはゆっくりお休みいただきたい」といたわった。

 「平成が終わってしまうんだと寂しく、悲しくなった」と話すのは福井工大2年の男性学生(19)。「令和の時代が平和で実り多くあることを願う」というお言葉に触れ、「大災害や事故がない新時代であってほしい」と話した。

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