福井県教育委員会は4月26日、来年3月に実施する2020年度井県立高校一般入試について、英検の加点制度を継続することを明らかにした。県庁で行われた県定例教育委員会で、19年度入試での英検加点による合否への影響について「(前年度と)大きな変化はなかった」と説明。加点幅を縮小しても一定の効果が得られるとして、学校ごとに加点対象を英検3級以上か、準2級以上に設定し一律5点を加点する19年度と同様の制度で実施する。

 県教委は18年度入試から、英語を「聞く、読む、書く」の3技能に加え、「話す」力を評価しようと加点制度を導入。初年度は3級以上の取得級に応じて最大15点を上乗せした。今春は加点幅を縮小して一律5点に設定。英語試験の点数に加算され、合計点数の上限は他教科と同じ100点としている。

 今春、準2級以上を加点対象としたのは7校で、合格者のうち対象者が80%を超えたのは2校。60%台は1校、10~20%台が4校だった。3級以上は19校で、このうち7校は合格者の半数以上が加点対象となった。

 加点によって受験生の合否が入れ替わったケースは、6校12件。最大15点を加算した18年度入試時から1件減ったものの、県教委の担当者は「15点幅の時と比べ、一律5点でも結果に大きな変化はなかった」と分析。点数幅が大きくなれば生徒が不安を持つ可能性もあるとし、今春の制度内容を継続するとした。

 一般入試の実施要項は10月に発表される。

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