子どもが風邪。お風呂に入っていいの? (イラスト・小林孝文)

 風邪をひいてつらそうな子を見ると、お風呂に入ってもいいかどうか悩みますね。昔の育児書には「風邪の時は入れないように」と書いてありました。自宅に風呂がなく銭湯などを利用する家庭が多かったころは、入浴後に湯冷めをして症状を悪化させると考えられていたためでしょう。

 しかし、最近ではほとんどの家庭に浴室があるため、元気なら少しくらい熱があっても入浴できる、というふうに変わってきています。

 ■短時間ですませて

 入浴には▽皮膚を清潔にして保湿する▽筋肉の緊張をほぐす▽やすらぎや爽快感をもたらす-などの効果があります。特に子どもは新陳代謝が活発で汗をかきやすいため、毎日汚れを洗い流す必要があります。ただ、お湯の温度が高い(41度以上)場合、発汗を増やし体温や血圧を上昇させてしまいます。

(1)浴室や脱衣所をあらかじめ暖めておく
(2)湯の温度を高くしない
(3)短い時間ですませる
の3点を心がけるとよいでしょう。

 ■高熱の時はタオル拭き

 お風呂はある程度体力が要りますので、高熱が出ている、元気がない、脱水が疑われる(食事や水分があまりとれていない)―などの時は避けた方がいいですね。ぬれたタオルで体を拭くか、軽くシャワーをしてさっぱりさせてあげてください。(渡邉康宏/福井県小児科医会)

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