「ウイングガンダム」をモチーフに改造したミニ四駆『ウイニングエアロアGF-Wガンダムアーリーライザーver2』

 過去に2度のブームを巻き起こし、発売から37年経った今でも根強い人気の「ミニ四駆」。“世界最小のモータースポーツ”とも呼ばれ、子どもにも大人にも人気のコンテンツだ。ミニ四駆には、マシンの見た目を競う企画「コンクールデレガンス」(以下コンデレ)という大会もあり、レース同様大きな盛り上がりを見せている。今回は、「ウイングガンダム」をモチーフとしたマシン『ウイニングエアロアGF-Wガンダムアーリーライザーver2』をご紹介。6つのミニ四駆ボディを組み合わせて作ったという大作だ。制作者のさきまこさんに、改造でのこだわりや、苦労した点を聞いた。

【写真】超絶技巧!ミニ四駆パーツだけで再現された“サソリ” ほか改造マシン作品集

■コンデレ作品としてだけでなく、大会レース用として速さも重視

――「ミニ四駆」との出会いを教えてください。

【さきまこ】小学1年のクリスマスプレゼントで『シューティングスター』を買ってもらったのが出会いです。特に漫画『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』にのめり込み、マグナムと名の付くマシンばかり使っていました。

――コンデレ制作を始めたきっかけは何ですか?

【さきまこ】会社の方と公式大会に参加した際、コンデレマシンを拝見し、工夫を凝らしたマシンたちを見たのがきっかけです。

――コンデレ用としてだけではなく、レース用にも制作しているとのことですが。速さと見た目を両立させる上で、難しい点はなんですか?

【さきまこ】大会で実際に走らせるためのマシンとして作成しているので、大会用マシンに、いかにかっこよく、ローラーやタイヤに干渉させないようにマシンへ乗せる方法に苦労しています。

――コンデレ制作に関して、影響を受けた方はいますか?

【さきまこ】キメラマシン『ウイニングエアロア』(『エアロアバンテ』と『ウイニングバード』の2つのクリアボディを合体させたもの)を制作していた、(ミニ四駆レーサーの)shinobu@アルテードさんと、CHI-PANさんのマシンを拝見し、自分も作りたいと思いました。shinobuさんは『ウイニングエアロア』の生みの親で、ボディカットや塗装も素晴らしく、CHI-PANさんはその『ウイニングエアロア』のカット方法や塗装がかっこいいマシンを作成していて、刺激をもらっています。

――「ガンダム」モチーフのマシンもありますが、「ガンダム」への思い入れはありますか?

【さきまこ】ガンダムに限らず、ロボットものが大好きです。初めてテレビで見たのは『機動戦士Vガンダム』です。当時小学生だった自分は、コアファイターにトップ・リム(胴体)とボトム・リム(下半身)が合体するシーンを見てのめり込みました。

■「ウイングガンダム」の盾が、ミニ四駆の一部に似ていたことがきっかけ

――『ウイニングエアロアGF-Wガンダムアーリーライザーver2』は「ウイングガンダム」がモチーフになっています。作った理由を教えてください。

【さきまこ】上京して初めて買ったガンプラが、『ウイングガンダム Ver.Ka』で、今でも一番好きです。『ウイニングエアロア』を使って塗装するときに、飾っているWガンダムの盾に目が留まり、キャノピー部分がWガンダムの盾に見え、水転写デカールをおもむろに置いたらちょうど良かったので、これで行こう!と思ったのが始まりです。

――『ウイニングエアロアGF-Wガンダムアーリーライザーver2』の制作で苦労した部分はどこですか?

【さきまこ】今まではフロント提灯にボディを乗せてましたが、ボディ自体が重いので諦め、分割させました。後ろ側も分割しているため、固定方法に悩みましたが、shinobuさんに教わったギロチンシステムを搭載することで、ボディの分割に成功し、かつ電池交換がしやすいマシンになっています。

――『ウイニングエアロアGF-Wガンダムアーリーライザーver2』でこだわった点を教えてください。

【さきまこ】前回作成したマシンは3つのクリアボディからなるキメラマシンですが、Ver2は6つのクリアボディからなります。後部タイヤをカバーするようにカット方法を変えてみたりしました。また、後部の『サンダーショットMk.2』のキャノピーを光らせたことにより、『機動戦士ガンダム00』に登場する「ダブルオーライザー」のGNドライブっぽいと評価してもらい“アーリータイプ”から“アーリーライザー”に車名も変更しました。

――『ウイニングエアロアGF-Wガンダムアーリーライザーver2』で他の人には負けないという“強み”は何でしょうか。

【さきまこ】6つのボディを使っているところですかね? 今回のボディは、塗装もミスだらけなので、まだまだだなという感じです。今は強みと言える技術はありませんが、塗装や加工技術を向上させ、賞を受賞できるマシンができれば、“強み”の回答ができるような気がします。

――今後、ガンダムモチーフの作品を作るとしたら、どのようなマシンを作りたいですか?

【さきまこ】マシンは変わらず『ウイニングエアロア』です。ガンダム風で作成するなら、“ウイングガンダムゼロEW版”の翼の付いたマシンか、“00ガンダム”風を作ってみたいなと思っています。

――ご自身にとって「ミニ四駆」とは何ですか?

【さきまこ】公式大会や各ショップの大会、Twitterなどで顔の知らない方々にコメントを頂いたり、情報交換ができる最高のツールです。昨年の公式大会で『ウイニングエアロア』を制作した方々がたくさん集まって写真を撮影できたことは一生の思い出で、ミニ四駆をやっててよかったと思える瞬間でした。

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