映画『見えない目撃者』ティザービジュアル (C)2019「見えない目撃者」フィルムパートナーズ(C)MoonWatcher and N.E.W.

 2011年に韓国で230万を動員したヒット作『ブラインド(原題:BLIND)』を原作としたサスペンス・スリラー映画『見えない目撃者』が女優・吉岡里帆の主演で、9月20日に公開されることが25日、わかった。吉岡の映画単独主演は『ハッピーウエディング』(2016年)以来3年ぶりで、視力を失った元警察官に挑戦する。

【写真】キャミ姿でリラックスした表情を見せる吉岡里帆

 本作でメガホンを取るのは、『リトル・フォレスト』シリーズ、伊坂幸太郎氏原作の『重力ピエロ』(09年)やレミオロメンの名曲「3月9日」のMVなどを手がけている森淳一監督。脚本は『るろうに剣心』シリーズや『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(10年)などを担った藤井清美氏が森監督と共に務める。

 吉岡が演じるのは、警察学校卒業式の夜、事故で最愛の弟を亡くし、さらに視力を失い、警察官への道も絶たれた浜中なつめ。ある日、車の接触事故を目撃(感じ取り)し、事故現場で車の中から聞こえた女性の声から誘拐事件と考え、聴覚、触覚、嗅覚などを駆使し、事件解決へ奔走する。「今まで演じてきた人物の中でも群を抜いて難しい役でした」と振り返るように、悲しい過去を抱え葛藤しながらも、立ちはだかる障がいや迫り来る危険と果敢に戦っていく。

 視覚以外の感覚から感じ取った“誘拐事件”の情報を警察に届けるも『目撃者』とは足り得ないと、捜査を打ち切られてしまう。事故現場で車と接触したスケボー少年を探し出し、やがて女子高生失踪が関連づけられ、連続誘拐事件が明らかになっていく。“人を救いたい”というなつめの思いに感化されていく非行少年と定年間際の刑事。そして、事件の闇へと切り込んでいくなつめは、弟の死とも向き合うことになる――。

 森監督は「今作はハラハラするだけでなく、登場人物の成長ストーリーやミステリー要素も存分に味わっていただける内容になっています」と説明。吉岡とはクランクイン前から一緒に取材を重ね「警察官や視覚障がい者、盲導犬トレーナーの方に自ら質問し、真剣な表情でメモを取っていたのを覚えています。日常的な動作から顔の向きまで、注意を払って演技をしていました」と絶賛。「思うようにいかない犬との撮影でも弱音を吐かず、犬を気遣う姿は、チームに穏やかさをもたらし、スタッフの心をひとつにしてくれた」と感謝の気持ちを述べている。

■吉岡里帆コメント

この“なつめ”という役は今まで演じてきた人物の中でも群を抜いて難しい役でした。ちまたの言葉を借りるなら、平成最後の闘い抜いた作品です!視力を失った元エリート警察官。視界が闇に包まれている中でのアクションやサスペンス要素は想像以上にゾクっとする瞬間が多く、なつめとバディを組む盲導犬の“パル”がひとすじの光でした。この作品を撮るにあたり、警察官、視覚障がい者の方、盲導犬トレーナーの方に、多大なるサポートをしていただきました。そして、現場のチームの皆様とは励まし合いながら過酷な撮影現場を共に走り抜けました。心から感謝しています。本当に魅力的な組に恵まれました。積み重ねたカットが繋がって、皆様の心を映画の世界へ誘ってくれる事と思います。

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