知事公舎の公邸部分=4月23日、福井県福井市若杉3丁目

 福井県の杉本達治知事は、福井市若杉3丁目の福井県知事公舎に入居しない考えを4月23日の就任会見で明らかにした。先の知事選で「福井に地盤がない」という有権者の声が一部あったとし、「県人として認知していただく意味もある。自分で福井に家やマンションを持って、基盤を持って生活することは大切」と述べた。

 今後の知事公舎の用途については「すべての事務事業は県民目線でいったん見直す。知事公舎のあり方も議論すればいい」と話した。

 県財産活用推進課によると、知事公舎は1994年建築の木造平屋建て。3LDKの私邸(延べ床面積138平方メートル)部分と、会議室や応接室を備える公邸(同399平方メートル)がある。建築費約3億円。栗田幸雄元知事、西川一誠前知事が入居した。今年4月の家賃は月2万4280円。入居した場合の維持管理は、年間600万円程度の公費がかかるという。

 杉本知事は現在、福井市内の借家に住んでいる。

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