「新聞版ハッカソン」でチームを組んで取材テーマを話し合う高校生たち=4月21日、福井県福井市の福井新聞社・プレス21

 福井県内の高校生がチームを組んで取材から紙面編集までに挑戦し、紙面の出来栄えを競う「新聞版ハッカソン」第1シリーズの基礎講座が4月21日、福井新聞社で行われた。8校から30人が参加し、学校の枠を超えてチームを編成。取材の基本を学んだ上で、県内のグルメや伝統工芸などをテーマに掲げて取材活動に取り組むことにした。

 講座では本紙の担当者が、新聞の役割は「伝えること」で、ニュースの価値判断は見出しの大きさに比例していると説明。記事に「5W1H」を盛り込むことで分かりやすい文章になり「なぜ、どのようにの要素を聞き出すと記事に深みがでる」と助言した。写真の撮り方講座も行った。

 講座後、生徒たちはアドバイザーの本紙記者らを交えて編集会議を開き、取材テーマを熱心に議論。若者らしい発想、視点でさまざまなアイデアを出し合い、各グループは、子どもの遊び場やJR福井駅周辺の飲食店、コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」、越前和紙などに焦点を当てて取材に取り組むと発表した。武生商高2年の浅野玲加さんは「他校と交流できる場で新鮮だった。福井の魅力を深掘りし、楽しく伝える新聞をつくりたい」と意欲的だった。

 各チームは今後、取材を申し込んだり、写真を撮るなど具体的な活動に入り、原稿を執筆。6月9日に新聞制作の専用端末を使って1ページの紙面をレイアウトする。

 新聞版ハッカソンは、福井新聞社の創刊120周年記念として、高校生と連携して多彩な企画に挑戦する「若者2・0プロジェクト」の第2弾の取り組み。ハッカソンの第2シリーズは7~8月に開き、優秀賞は8月28日の創刊記念日の特集面で掲載する予定。

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